家やマンションを売りやすい時期はありますか?
不動産を売却するにあたって、売りやすい時期と売りにくい時期があるとすれば、前者の時期に売り抜けられるように準備したり、後者の時期にかからないように調整したりすることで、有利な売却ができそうです。
仲介する不動産業者によっても、この辺りの感覚は大分異なり、体感的に忙しくなる時期がある業者もいれば、特に変わらないという業者もいます。
それは、不動産業者といっても、普段多く扱う物件がそれぞれ異なりますから、皆が同じような感覚を持つわけではないからです。
ここでは、家やマンションの売却ということで、時期的に売れやすい時期がないかどうか考えてみましょう。
需要が増えそうな時期を考えてみる
不動産に限らず、商品が良く売れる時期をマーケティング的に調査して、売り上げアップを図ることはビジネスでは常識です。
これを家に当てはめて考えてみますと、住宅の購入が盛んに行われそうな時期がなんとなく分かります。
例えば、異動によって住居が変わる年度末や年度初めです。
調べてみると、複数の業者が、やはりこの時期に売りやすいと回答しているサイトがありますね。
具体的には1月から4月あたりが該当します。
あとは年末に近い10月から12月あたりも需要が多いようです。
忙しくなる年末を新しい家で迎えたいという要望があるようですね。
需要の面から売りやすい時期を考えると、このあたりになりそうです。
売り手としての心構。需要期の少し前から売却の準備を
需要面から特に売りやすい時期を考えると、上述の通りとなりますが、売り手としてはその少し前から準備をしておくことが望ましいでしょう。
価格の調整はもちろん、リフォームが必要であれば、その時期に間に合うように施工を終えてく必要があります。
これらは、不動産業者に相談の上、随時行っていくことになりますが、これを考えると結局は売り手としては、通年を通して準備や調整が必要になってくるものと思われます。
売りたい物件が子持ち夫婦に適した物件ならば、子の入学シーズンに合わせたり、単身用マンション等であれば、会社の異動の時期に合わせるなどの工夫をすることもできるでしょう。
一戸建住宅の場合は、ファミリー層が購入者であると予想されますので、シーズン的な需要はあまり関係ないかもしれません。
しかし、家屋の場合は、築年数の経過で価値が下がってしまうので、わざわざシーズンを狙って売却する必要性はあまりないと考えることもできます。
売りたいと思った時には、できるだけ早く行動に移すのが基本です。