プロが教える不動産売却
このサイトでは、家・マンション・土地の売却を検討している方を対象にした、不動産売却に関する情報サイトです。
住宅ローンが残った状態で売れるの?、売却に必要な書類は?といった基本的な疑問から、「売るのと貸すのではどっちが得?」といった少し突っ込んだ内容にもわかりやすく答えています。
当サイトは、現役不動産鑑定士監修の元運営されています。
したがって、不動産の買い取り業者に有利に働くような情報操作は一切排除し、家を売りたいという、売り主目線で運営しております。
家を売るなら.jpを立ち上げた理由
家やマンションを売るというのは一大イベントです。
実際に家を買われた時の経験を思い出してください。
不動産業者とのやりとり、膨大な書類、ローンを組むための銀行との取引、どれをとっても初めてのことばかりで、とても気力・体力のいることではなかったですか?
時には家族とケンカや口論になることもあったでしょう。
ただ、不動産の購入というのは大変ですが、これから新居に住むという一つの夢に向かって進むため、大変だけど辛くないという部分もあります。
しかし、不動産を売る時は、楽しい状況でない場合もあります。
離婚にともなって、財産分与の必要があり、やむなく家を売却。
親から相続した土地をモメずに売りたいなど、デリケートな問題を含んでいることも多いです。
こういったしんどい状況の中、不慣れな手続きに振り回されるのは、購入時の何倍も体力がいるものです。
時には、早く売って、すべて終わらせてしまいたいという気持ちから冷静な判断を欠いてしまうこともあるかもしれません。
また、上記のような非常事態でない場合でも、いざ家を売りたいと思った時、どこに相談すればいいのか、何から手を付けていいのかわからないという方はとても多いと思います。
そういった、これから家を売りたい人の、不慣れな不動産売却の手続きを少しでもスムーズに、トラブル少なく進められるように、そういう思いでこのサイトを立ち上げました。
家を売りたいけどこんな時どうなんだろう?どうすればいいの?といった些細な疑問に、できるだけ丁寧にわかりやすく回答しています。
ぜひ、困った時に見るサイトとしてお役立てください。
高値で売ることで家族の幸せが得られる
不動産の売却で、心がけたいことは2つ、ひとつは安心できる業者に、スムーズにことをすすめてもらうこと。
もうひとつは、高値で売却することです。
特に2番めの高値で売るというのは重要になってきます。
というのも、家を売る理由のほぼ半分は、離婚や相続など、必要に迫られて売却するというものです。
離婚にせよ、相続にせよ、売却を中心になって進める本人以外の、多くの人の思惑が交錯します。
「◯◯円で売れたら、自分は××円もらえる」こういった算段を、誰しもするものです。
それが、もし期待していたよりも、はるかに安い価格で売れたらどうでしょう?
相続の場合は、自分の取り分を当てにして、いろんな計画を立てている人もいます。
そういった計画も潰れてしまうわけですから、親族間で必ず何らかの揉め事が必ず起こります。
仮に、住み替えで売却する場合でも、売却で得られた費用を、次の家の購入費用に充当しようと思っていた場合、支払いの計画が狂ってしまうことになります。
家の売却のように、普段見たこともないような額のお金が動くときは、多少なりとも揉め事は起こるものです。
その揉め事を最小限度に抑えるには、高値で売るというのが一番の方法なのです。
高く売りたいなら、複数業者に査定依頼を出す
売り出し価格は、売り主と不動産業者が共同で決定します。
この売り出し価格が、売り主の運命を握ると言っても過言ではありません。
その際、不動産業者は近隣の相場や、過去の販売実績などを調べて売り出し価格を提示します。
この売り出し価格が適性であるかというのは、明確には売り主は知ることができません。
仕事がほしいために、高値の価格を提示する不動産業者もいます。
ひょっとしたら強烈にその物件が欲しいと思っている人がいるかもしれませんが、今まで不動産を売った経験がない殆どの人は、不動産業者が提示した売り出し価格を飲むしかないのが実情です。
なので、この物件なら高値で売る自信があるという不動産業者に競わせる必要があるのです。
そうすることで、例えば2,000万だった売り出し価格が、2,300万円になるということもあるのです。
実際にその価格で売れるかどうかは、わかりませんが、2,000万円で売りだしていた物件が、2,300万円で売れることはまずありません。
なので、高値で売ってみせる!と手を上げてくれた不動産業者とタッグを組むことがとても重要なのです。
実際に不動産を売却した方にアンケートを取りました。
当サイト独自に、不動産売却に関するアンケート調査を実施しました。
30歳以上の家を売った経験のある男女200名に聞きいています。
質問は以下の3つです。
- 実際に何社に査定依頼をした?
- 売却依頼から契約までにかかったた期間は?
- 売却価格は査定額より高くなった?安くなった?
アンケート結果は下記のようになりました。
実際に何社に査定依頼をした?
半数以上の方が1社という答えが返ってきました。
1社だけで決めてしまうという事はおすすめできません。
なぜなら、多くの不動産会社は1つの物件に係わる時間を減らしてより多くの物件を販売した方が、多くの収益を見込めると考えるからです。
例えば、同じマンションで同じ階の中古物件が2つ出されていたとします。
Aは、2500万円でBは、2300万円だとします。
皆さんは、どちらを選びますか?
事故物件などの何の問題がないのであれば、もちろんBの2300万を選びますよね。
不動産会社としては、相場より安くすれば簡単に売ることができます。
おおよそですが2500万円の物件を売却すると、不動産会社は手数料として85万円を受け取ります。
売却価格を100万円下げると不動産会社の受け取る手数料は3万円程度減るだけです。
ですので、相場通りで数カ月かけて売る労力より、相場より少し下げた物件だと購入希望者の方から来てくれるので効率がいいと考えます。
必ず数社の査定を受けて正しい適正価格を把握してください。
売却依頼から契約までにかかったた期間は?
売り出しのタイミングによりますが、半数以上が3カ月以内に決まるようですね。
半年以上たっても決まらないのであれば売却価格が不適切であったり不動産会社の集客が悪かったりとなんらかの理由が考えられます。
売却価格の見直しや不動産会社の変更などを検討しましょう。
売却価格は査定額より高くなった?安くなった?
高くなったという方は1社だけの査定が多く、安くなったという方は数社に査定が多い傾向がありました。
不動産会社によっては、査定額と販売額の見せ方が違うようですね。
販売するときは少しでも得をしたいのは、わかりますが適正価格でしか売れないという覚悟をしてる方がいいですね。
アンケートの中で興味深かった二人に、詳しく売却の話を聞きました
不動産売却に関するアンケートの中から、抽出したお二人にインタビューしてみました。
どちらも、不動産屋さん次第で売却が変わるんだと思わされる体験談です。
これから、売却を検討される方の参考になれば幸いです。
38歳の会社員(女性)Aさんのお話
その中古物件は新築から一年くらいの物件でした。1年しか経ってないのに格安で売られていました。
当時は、事故物件ではないのかだけ不動産屋や周辺に聞きましたがそうではないことがわかりました。
転勤などで売ることになったんだと思いラッキーだと思っていました。
その部屋を売却した理由は、周辺と隣人の騒音とがひどく、遅い時間帯で眠れなかったからです。
マンション周辺はうるさい地域として有名だとは購入時の私は知りませんでした。
警察に通報したり、他の方法を色々と調べましたが、売却して新しい物件に住むのが一番いい手段だと考えるようになりました。
私にマンションを売った不動産屋に売却依頼すると取り扱いを拒否されました。
そこで、別の不動産屋に売却の相談をしました。
その不動産屋さんは騒音のことも知っていましたが、立地などの他の利点が多い物件なので問題ないと快く引き受けてくれました。
立地などが良かったので内見までに1ヶ月もかかりませんでした。
内見に来た夫婦の方は、気に入ってくれたみたいでした。
騒音については、不動産屋はしっかり説明していたみたいで問題なく売ることができ、後からの問題にはなりませんでした。
さらに売却金額は、買値より高い金額で売却できました。
36歳の専業主婦のBさんのお話
家を売ったのは、6年前に主人の会社で海外の工場を作ることになり日本を離れることになったのがきっかけです。
私たち夫婦は120世帯ほどの中規模マンションの4階に住んでいました。新築を買い、5年間住んでいました。3LDK92平米、南向きの物件です。
3~5年の期間が決まっていたので、帰ってきたらこのマンションに住みたかったので、賃貸か売却で最初は迷っていました。
賃貸も販売もしている不動産屋さんに相談しました。シミレーションすると、毎月のローンと賃料が同じくらいの額になるということで、マンションには修繕積立金などの経費が発生し、賃貸にしてもあまり利益がなく退去が決められた物件は借り手を見つけるのが難しいのを知り、私たちは、売却することに決めました。
担当者は私たちのマンションを3880万円で売る案を出してきました。
5年前に購入した価格で、売れる保証はないのに浮かれてしまいました。
販売開始したのは9月でしたが、なかなか購入希望者が見つからず、徐々に値段を下げて3280万に値段を下げましたが3カ月経っても売れません。
なかなか購入希望者が見つからないので、家族が海外に引っ越しをする1ヶ月前の12月に不動産屋を変更しました。
新しい担当者は、2週間で購入希望者を連れてきました。
その購入希望者は地方から出てきた初老のご夫婦で娘夫婦が同じマンションだという人でした。
当初予定の値段である3400万で売ることができました。
前の不動産屋だと3280万から下げないと売れなかったと思うとゾッとします。
周辺のよく似た物件を見ても同じくらいの価格なので納得しています。