ペットを飼っていた家を売ります。臭い・傷などで値段は下がりますか?補修して売ったほうがいいですか?

49.ペットを飼っていた家を売る

ペットを飼っていた物件は、そのままでは高い確率で動物が居たことを知られてしまいます。

動物の臭いは普通の掃除では完全に落とせませんし、ひっかき傷などは不自然な形で残りますからね。

当然不動産としての価値は下がってしまいます。

この場合、やはり補修して売るのが基本戦略です。

もし臭いだけであれば専門にしているプロの清掃業者の処置で改善するかもしれませんが、敏感な人には感づかれてしまう危険はなおあります。

動物は縄張り確保の為に排泄物に強烈な臭いを仕込んでいるので人間のそれよりも強力なのです。

傷があればその部分の補修も必要です。

床は畳などの張り替え、壁の傷も壁紙の張り替えなどが必要です。

 

動物好きの購入者には問題ないのでは?

あなたが売りに出す物件を見に訪れる見込み客の内、どれくらいが動物好きでしょうか。

仮にいたとしてもその人が好きなのは自分で名前を付けた「ペット君」が好きなのであって、あなたのペットが好きなわけではありません。

多くの場合、他人が飼っていたペットの臭いはゴミや食べかすと同じくらい気持ち悪いものとして感知されます。

それが普通の人なら尚更ですし、動物が嫌いな人にとっては部屋に入った瞬間に逃げ出してしまうかもしれません。

つまり購入希望者が動物が好きかどうかに関係なく、やはりペットの痕跡は完全に消しておくべきなのです。

 

ペット可物件としての例外

例外として、そもそもペットと住んでも良い物件である場合はまた状況が異なります。

最初から「ペット可」と明示している物件はちらほらあります。

そういった物件であればそこにあつまるのは動物に理解のある人ですし、加えて「臭いが残っているのは当然」として、他人のペット臭があることを前提に来る人たちですから、酷い悪臭でもなければ多少は問題ないかもしれません。

 

そもそも「ペット禁止」の物件だったなら

売りに出す物件がそもそもペットの持ち込みが禁止されている物件であったならば厄介です。

内覧希望者はペットなどいないと踏んで、あるいはアレルギーの為に健康障害を避けるために探しているのかもしれません。

こういった場合は買い手の層が異なるので売却の難易度は上がります。

またオーナーさんや管理会社から損害賠償を請求されることもありますので、規約・ルールは守っておかなければなりません。

49.ペットを飼っていた家を売ります。臭い・傷などで値段は下がりますか?補修して売ったほうがいいですか?

 

 

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