専任媒介契約で家が売れない場合。半年たっても買手がつきません。一度売りをやめて様子を見たほうがいいですか?
不動産物件は売りたい時にすぐに売ることができないため、流動性の低い資産として考えられています。
現金化がすぐにできないというのはマイナスですが、通常プロの業者に仲介依頼すれば、概ね3か月ほどで何らかの成果を出してくれるはずです。
今回は半年たっても売れないということですから、売りを止めるのではなく早めに原因を探って、それに見合った対処をする必要があるでしょう。
内覧者が来ない状況なら
内覧希望者ほとんどないならば、条件検索の時点で対象からはじかれていることになります。
最も多いのが値段が高いという理由です。
もう一度周辺のライバル物件を調査して、価格の設定を見直す必要があるかもしれません。
業者の担当者とよく相談して調査を開始して下さい。
内覧者が来ているのに売れない時の対応
内覧希望者がそれなりに来ているのなら、条件検索でははじかれなかったが、実際に物件を見たらちょっと希望と違っていたということです。
間取りや日当たりなど実際に体感して感じる良し悪しですからどうしようもないところもありますが、例えば見た目の悪さをそのまま残していないかチェックして下さい。
内覧者は自分がその部屋で生活する様子を具体的に想像します。
食事をするシーン、寝るシーン、お風呂に入るシーンなど想像力をかきたてます。
そこで障害になるものが多いと契約には至りません。
少なくても汚れは綺麗に落とし、第一印象で嫌われないようにしておくことが肝要です。
家主にとってはわずかな汚れも、他人にとってみれば、汚く不潔なものに映るということをよくわきまえておく必要があります。
簡易な修繕で済む場合はDIYなどで直しておくのも良いでしょう。
仲介業者を変えてみるのもあり
価格の見直しや今後の取り組み方などの相談でイマイチ信用できないな、自信がなさそうだな、と思ったら仲介業者を変えるのも手です。
今回の場合は半年経つということですから業者変更を考えても良い時期です。
中小の企業の場合は得意とするテリトリーが異なる場合もありますし、仲介そのものにも得手不得手がありますので、色々と話を聞いて自信のありそうなところにお願いしてみると良いでしょう。
見込み客を抱えている業者は割と高めの査定額を提示してくれますし、購入希望者にあたりがありますから契約締結までの期間も短くて済みます。
一方で、その業者が専任媒介契約にかかる手続きをきちんととっているか、契約をもらうためだけに、ただ高めの査定額を言ってるだけなのかを見極めることが重要です。
業者選びで迷ったら、一括査定を依頼して、業者間で競争させ、実力があるところを選ぶというのもいいでしょう。
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