マンションを売りたいが売れない。どれくらいの期間売れないと値下げを考えればいいですか?
プロの仲介業者に依頼しても、なかなか買主が現れないと焦ってしまいますよね。
多くの場合仲介業者との契約は3か月にしている人が多いと思いますが、必ずしもその期間内に買い手が現れるわけではありません。
売りに出す時期によっても反響には差が出ます。
新年度に合わせて購入を検討する人が多いので1月から3月付近は割と売れやすい時期とされていて、5月、6月以降は反響が落ちる傾向にあります。
ともあれ、売り手としては一年スパンで考えるわけにもいかない事情を抱えている方もいるので、必ずしも1月から3月に売りに出せるわけでもありません。
時期がどうであれ、どのくらいの期間売れ残ったら値下げを検討するべきなのでしょうか。
基本は3か月
業者との仲介契約が3カ月に設定されることが多いのは、基本的にはその期間内での取引が成立することが望めるからです。
それが出来ない場合、業者の怠慢などの事情が無ければ何らかの物件の瑕疵があるからと推測できます。
瑕疵と言っても物理的な傷みという意味ではなく、購入検討者からみて購入を避ける理由のことです。
意外と専門業者も気づけないこともあるので、3か月たっても売れない場合は掘り下げて検討する必要があります。
最終ラインは半年
3カ月たって売れなくてもすぐには値下げを実行する必要はありません。
これまでの販促の実績を担当者とよく検討しましょう。
どのような広告を見て、どんな層の内覧者が何人来たのか?その際のやり取りを洗い出して、どんな事情がネックになって契約に至らなかったのか?などを検討します。
その中で値下げすれば契約に至る可能性が高いと判断すれば実行することになります。
他のライバル物件の動向なども見ながら値段設定していくことになります。
検討から値下げ実行までの最終ラインは3か月、つまり売りに出してから半年です。
この時期までには決着をつけないと売れ残り物件として見られることになるので、「いつも残ってる物件」「なにかワケがありそう」などと勘繰られたりします。
担当者もお荷物物件として意識してしまうので、やる気も下がってなおさらよくありません。
こうなったら仲介業者を変えるなど別の手を打つことも考えていくことになります。
広告戦略が得意な業者や担当者は効果的なテクニックで上手く宣伝してくれるでしょう。