マンションを売ります。離婚するので早く売りたいです。価格を下げる以外でどうすればいいでしょうか?
基本的に不動産を早く売りたいならば相場より安い価格を設定することが有利に働きますが、あまりにも安すぎると「何か事情があるのでは?」と勘繰られたりして、かえってよくありません。
もし実行する場合は、近隣のライバル物件の価格設定を注意深く調査する必要があります。
しかし基本であることには変わりはないのでこの基本戦略を取らない、あるいは取ったうえで並行して他の工夫をするにはどうすればよいかを考えてみましょう。
物件の内装は可能な限り綺麗に
クリーニング費用がかかるからと適当に自分で掃除するだけでは不十分です。
お金をかけてでも専門の業者を使って可能な限りクリーンアップして下さい。
理由は当然内覧時の見学者への印象操作です。
いくら安くても汚い家は誰も買いません。
これは価格設定以前の問題とも言えますが、傷や汚れは生活の跡として必ず残ってしまうものです。
売り主にすればこれらの跡は全く気にならないでしょうが、他人が見たら真逆の反応です。
遊びに行くのではなく、多額のお金を支払って買うのですから、汚い家は「こんなのに金を払いたくない」と思われてしまいます。
他人にとってはあなたの生活の跡は、「食べカス」と同じくらい気持ちの悪い物だと認識する必要があります。
できるだけその跡を残さないように、クリーニングの他にも小さな修繕を施すのが良いでしょう。
自分でDIYで行える範囲でやる他にも、費用と相談して小さな修繕は済ませておきましょう。
これは早く売る他にも、かけた費用以上に高く売れるという効果も期待できます。
内覧時に良い印象を与えるには
クリーニングや修繕を行うのは当然として、購入希望者は普通内覧を行って実際に物件の内部を見にきます。
この時により良い印象を与えることで購入の決意を後押しすることができます。
基本戦略は「より明るく」「より広く」見せるということです。
より明るく見せるにはまず昼間でも全ての照明を付けて内覧者を案内できるようにしておきます。
またカーテンなどは空けておくだけでは不十分です。
必ず外して窓全体から光が入るようにします。
より広く見せるためには余計な物を置かないことです。
引越し前の荷物などを放置するのは論外ですが、サービスで付けるテーブルなどの付属品も、置かない方が無難です。
中古の備品は喜ばれる場合もありますが、基本的には他人の傷が付いた物ですので見た目心理的に拒否感を覚えることがほとんどです。
別に保管して「良ければテーブルも付けますが」と言った方法でアピールしましょう。
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