自宅がいくらで売れるか、自分で知る方法はありますか?見積もり方法など教えてください
売却可能額の平均値を知りたいならば複数の業者から査定の見積もりを取るのが一番ですが、何らかの事情で査定をお願いしたくないということもあるでしょう。
訪問査定では、査定員が家の中まで入って状況を確認しますからね。
その分査定の精度も高くなるわけですが、これを犠牲にしてでも査定をされたくないという場合は別の方法である程度の価値を知ることも不可能ではありません。
その物件を買うつもりで探してみる
自分が売りたいと思っている物件と似たような物件を探してみましょう。
街中には中小も含めるとかなりの数の不動産業者が存在します。
あまり名前を聞かない業者もしっかりと営業を行っていますから、タウンページなどで調べると良いでしょう。
小さな業者ではHPすら持っていない所もありますから、こういう時も紙媒体が頼りになります。
実際に買うわけではないので、その業者の規模はあまり気にしなくて良いので、とにかく似た物件を探すことです。
同じ物件でも取り扱う業者によって値段は多少変わりますが、これである程度の目安額を知ることができるでしょう。
一戸建て住宅の場合は売る予定の物件と全く同じ状況の物件は皆無でしょうが、築年数や間取りなど、できるだけ似たものを探し出しましょう。
マンションなどの区分所有の物件は、比較的類似の物件を見つけやすいと思います。
これは一戸建て住宅のようにオーナーの意向が入らないので、デベロッパーなどの建売業者が画一的にデザインを作るため、物件管理の効率を考えると似た物件が多くなるためです。
固定資産評価額を確認してみる
市区町村の役場に行けば、その不動産に設定されている固定資産評価額を知ることができます。
この数値は固定資産税という税金を課すために作られたものですので、これが民間の売買取引に用いられるわけではありません。
ですからこの数値をそのまま信用するわけにはいきませんが、ある程度の参考にはなるといった程度で利用することは可能です。
だいたい取引の実勢価格の7割程度の数値になっていることが多いと言われています。
実勢価格の7割になると仮定すれば、固定資産税評価額が1000万円という数値であれば、約1428万円で売れる可能性があるということです。
ですが先ほど申した通り必ずしもそうなるとは限りません。
固定資産評価額は自治体が独自にする評価ですので、その算定方法も民間のとは異なります。
一般的には実勢価格よりも低い数値になっていることが多いということは覚えておくと良いでしょう。
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