家の売却を依頼します。小さな不動産業者と大手では違いはありますか?

47.家の売却 小さな不動産業者と大手 違い

不動産の売却をどこに頼むかは悩みどころですね。

大きな資産のことですから慎重に検討しなければなりません。

 

業者選びでよく聞かれる質問が「大手業者の方が良いですか?」というものです。

 

この問題は一概にどちらが良いとは言いにくいところがあるので返答に苦慮しますが、一つ言えるのは最近は制度が整ってきているために比較的業者の規模はあまり気にしなくてよい雰囲気ができてきました。

それはレインズという不動産物件を登録できるシステムの登場のおかげです。

 

売りたい人と買いたい人を結びつけるレインズとは?

不動産業者と仲介契約を結ぶ際に「専属専任媒介契約」あるいは「専任媒介契約」を用いることが多いですが、この契約タイプの場合は業者は依頼を受けた物件をレインズに登録しなければなりません。

レインズとは国土交通大臣が指定する不動産流通機構のことです。

これは全国にある「売りたい人」「買いたい人」を結びつけて、効果的に取引が行われるようにするものです。

 

これに登録されることで、結局は近隣地域も含めて全国から買い手が集まる形になるので、集客力の面で大手企業と地元の中小企業の差は小さくなっているのです。

ただしレインズは不動産業者しか活用できないので、一般のお客さんへの直接の訴求はあまり期待できません。

不動産業者を介して、その見込み客にアプローチできるにとどまります。

 

 

大手不動産業者の強みは?

大手の業者は資金力があるので自社のHPにお金をかけて集客力を強めることが中小に比べて容易です。

そのため一般のお客さんへの強い直接のアプローチが可能です。

 

今はネットの時代で、検索に引っかからなければ存在しないのと同じ扱いです。

HPを作りなんとか誘導できても、作りが安っぽく他のライバル業者のサイトに比べてしっかりしていない印象を少しでももたれたらその時点で契約はないでしょう。

プロのHP作成業者に依頼してしっかりとしたHPを持っている方が集客力が断然強くなります。

 

あえて手作り感のあるサイトを作って地元アピールをするという考え方もありますが、同じ地元業者同士がぶつかればやはり立派なHPの方がモテるでしょうね。

 

大手に売却依頼するのが無難?!

初めて不動産を売却される方は、大手の方が安心だと思われる方も多いかと思いますが、意外とそうではない場合も多いのです。

最近、売主と買主の双方からの手数料を目的に、囲い込みと言われる販売方法が問題になっています。

 

これは、自社で扱っている物件を自社の顧客から購入するようにし、他社の買主には連絡させないといった方法になります。

売主にとっては、より多くの買主と交渉を行いたい、高値で購入してくれる買主を探したいのが目的なので、このような囲い込みを行う業者は言うまでもなく、止めた方がよいでしょう。

 

しかし、残念ながら比較的有名な大手の不動産業者でもこのような囲い込みを行っている業者が見受けられますので、地元に根差した、しっかりとした信頼できる不動産業者を見極める必要があります。

手数料欲しさに高い査定額を出す大手の不動産業者もありますので、一概に大手だから安心ということはありません。

顧客のために頑張ってくれる地元の昔からの不動産業者の方が、良い場合もありますので、業者選びはしっかり行いましょう。

47.家の売却を依頼します。小さな不動業者と大手では違いはありますか?

 

 

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