不動産業者が家を買い取る買い取り制度を利用するメリットは?
不動産を売る場合には、不動産業者を頼ることになりますが、その利用方法は2種類あることをご存知でしょうか?
一つは仲介と言う手法で、第三者の買い手を探すために広告宣伝をして見込み客の誘引をし、成約に結び付けるものです。
もう一つが、不動産業者が直接その物件を買い取る手法です。
これは、中古車の買取と同じで、業者が買取りリフォーム等を施して転売したり、収益物件として活用しインカムゲインを得たりします。
それでは、業者による直接買い取りと言う手法が、売り主から見るとどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
即時現金化可能なことが最大のメリット
最も大きなメリットは現金化の速さです。
第三者の買い手を見つけてもらうには相当の期間が必要です。
広告戦略を練り、雑誌やフリーペーパーなどの露出媒体に載せて見込み客の目に留まるようにし、実際にそれが客の目に留まり、電話等で接触を受け、内見希望に進めば案内し、うまくいけば減額交渉などを経て契約手続きに進みます。
成約までは3か月ほどを目安にして待たねばなりません。
直接買い取りならば内覧し、査定見積もりを経て、すぐに支払いがされるので、早ければ1週間ほどで現金を手にすることができます。
仲介手数料がかからない
仲介と言う方法で第三者を探してもらう場合は、成約に結び付けば成功報酬として仲介手数料を支払わなくてはなりません。
これが数十万円になることもあり売り主としては痛手になります。
直接買い取りならば、両者とも契約当事者ですから仲介手数料はかかりません。
買い主への責任が軽減される
仲介の手法で、第三者に売却する場合には、瑕疵担保責任など一定の責任を負う場合がありますが、直接買い取りならば買い手がプロの業者ですので事前に詳しい物件の調査をすることもありこれらの責任が軽減されます。
ご近所に売却がバレにくい
不動産を売るということは、ご近所からあらぬ詮索を受けることになります。
「借金で苦しいのかしら」、「離婚して住居を売るのかしら」などと余計な疑いを持たれることも多いのです。
仲介だと見込み客に物件を露出しなければならないので、雑誌やフリーペーパー、テレビCMなどに物件を乗せます。
これをご近所は意外とよく見ているもので、ここからばれることもあります。
直接買い取りは、広告などは出さないので近所の目に留まることもありません。
また見込み客への内覧案内もないので見ず知らずの多数人がひっきりなしに物件に出入りするということもありません。
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