自宅を一括査定に出しました。どこも同じような評価額でしたが、信用していいですか?信頼できる業者の見分け方を教えてください。
一括査定は最近よく見る形態で、とても便利なサービスです。
不動産業者というのは意外と中小を合わせると数が多いのです。
あなたの地元でも電話帳を開けば聞きなれない名前の業者名が数十社並んでいませんか?
これらに個別にあたっていくのは時間と手間がかかりますから、依頼する側としては手間の少ない一括査定は助かります。
今回はどこも同じような評価額ということでその数字が信用できるかというものですね。
ではまず一括査定とはどんな仕組みで査定額を出すものなのか見ていきましょう。
一括査定は机上査定
一括査定は簡易な査定方法で机上査定と呼ばれる手法を取ります。
これは実際にその物件を目視して、外観や内装、周辺環境のチェックなどをすることなく、物件の所在地や築年数、間取りなどの一般的な情報のみで行う査定です。
物件固有の条件、例えば内装の痛みなどは評価されず、似たような物件の過去の取引事例などと比較しておおよその金額を算出するものです。
査定するための情報が同じですのでどこも似たような査定額となったのでしょう。
ということはそれらの業者は似たような過去の取引事例の情報を保有していたと考えられます。
また数字にばらつきが無いということは比較的その数字は信頼できるものであると考えることができます。
あとはその中からどの業者に訪問査定をお願いするかを決めていくことになるでしょう。
訪問査定で、不動産業者の信頼性と実力がわかる
実際に家を見てもらって評価をしてもらう手法を訪問査定といいます。
一括査定で高い評価を出した数社にお願いすることが多いですが、その際に訪問査定額を出してもらう他にもするべきことがあります。
それが業者の信頼性の見極めです。
机上査定と違って担当者と直に面会して話すことになるので、その際にその人物を評価して下さい。
担当者との相性も重要ですので、信頼がおける人物かどうかを見極めておくことです。
しっかりとした業者ならば、訪問査定ではじき出した査定額の根拠を問えばちゃんと教えてくれるはずです。
プラスの評価ポイント、マイナスの評価ポイントなど物件固有の評価だけでなく、現在の取引実例に照らしてどういう根拠でその数字が出たのかを説明できるはずです。
もしかしたらその場では説明が出来ないという場合もありますが、その時は後日担当者を呼んで説明を聞いてみましょう。
そして納得のいく説明がされた業者と契約を結ぶのが効果的です。