住み替えで家を売る。売却と購入は別々の業者でも大丈夫ですか?
売却を不動産業者、次に住む家の購入を住宅メーカーに依頼するのは可能か?という質問です。
現在は大中小様々な住宅メーカーが個性を発揮して、魅力ある住宅建築を行っています。
テレビCMなどでは大手のメーカーが自社のブランドを押し出して、個性的なマイホームを売り出していますね。
建物の外観だけでなく、内装に使われる資材や色のバランス、間取りの設定、空調の設備、照明の配置、動線への配慮など、各メーカーにはそれぞれの「特色」のようなものがあって、複数メーカーの物件を回っていると「ああ、このメーカーさんはこんな感じの物件が多いな」と共通点や他者メーカーとの違いに気づきます。
気に入ったメーカーがあれば、ぜひそのメーカーの物件を購入したいものですね。
ところで、それが住み替えの場合、旧自宅を売却することになるわけですが、気に入った住宅メーカーの傘下や提携業者などではなく、任意の別の不動産業者に仲介をお願いすることはできるのでしょうか。
任意の不動産業者の利用も可能
旧住宅の売却と新住宅の購入は別物として進めることで、任意の不動産業者に売却の仲介をお願いすることは可能です。
例えばその物件の仲介を特に得意としていて、短期間に高値で売れる自信があるという場合は利用しても良いでしょう。
売却を住宅メーカーに依頼する場合は、直接買い取りをしている他の提携業者や傘下の業者が変わって手続きを進めることもできます。
この場合、窓口がほぼ一本化されることで交渉の煩わしさがなくなったり、下取り価格などで便宜を受けることができる場合もあります。
もし、売却をせずに貸し出して、インカムゲインを得るなどを考えている場合は、資産活用の面から助言を得たり、協力を得ることができるかもしれません。
売却資金を購入資金に充てる場合は
売却資金を購入資金に充てるという場合は、売却が進まないと新住宅の着工もできないでしょう。
その場合、売却仲介を依頼する不動産業者と住宅メーカーに事情を話して、売り主だけでなく業者間双方も連携しながら事を進めていくのが望ましいでしょう。
住宅メーカーとしては、購入資金の出所は関係なく買主に請求できますが、かといって相手に資金が無ければ回収できませんから、確実に回収可能になってから動きたいものです。
しかし、実際の着工前の準備段階では、下請け業者の手配や期間の調整など、することはたくさんあるので、資金が確保でき次第、速やかに動けるように準備しておくとスムーズに仕事が進みます。
これは買主にとっても嬉しいことですので、三者間の情報共有を密にしておくと良いでしょう。