家の売却価格について。最終的に売主の希望額を尊重するなら、不動産の細かい査定は必要ないのではないですか?

16.家の売却価格

不動産の売却をする場合には、通常複数社から見積もりを取って査定を依頼するのが常道です。

当然各社異なる数字を提示してくることになりますが、一番高い査定を出してくれた会社と仲介契約を結ぶのがベストなのでしょうか?

そもそも最終的な表示価格はオーナーが決定することになるので、別に細かい査定は必要ないのでは?と考える方もいるかもしれません。

そこで業者が示す査定額というものが何故必要で、どういう指標になるのかを考えてみましょう。

 

 業者の査定価格は高ければ良いというものではない

もしより高額な査定を出した業者が契約権を得るのならば、みなこぞって高額査定を出すようになるでしょう。

そこには本来の査定額ではなく、契約欲しさに上積みされた余計な金額がプラスされていることでしょう。

そうならないのは業者の査定というのは「おそらく市場に出したらこれくらいの値段でみなさん買ってくれるでしょう」という予想であって、実際にその値段で売れるとは限らないからです。

業者も別にその値段で売れることを保証するわけではありません。

買い手がつかなければ値下げも必要ですし、売り急ぎがあるならばなおさらです。

売主としては、一般の市場ではどの程度の価値があるのかを判別するために業界の人の意見を聞くというスタンスなのです。

自分で判断できるなら査定依頼は不要です。

各社が提示する査定額の算定根拠をよく聞いて、納得性の高い額を平均にして自分なりの判断を加えて最終的な表示価格を設定する必要があるのです。

そのための参考にするのが査定価格というわけです。

 業者側も査定額に一定の拘束を受ける

業者が仲介依頼を受けた場合には、自ら算出した査定額に基本的には拘束されます。

3000万円の査定を出したならばその値段で売るように努力をするわけです。

しかし売れなければ値下げを要求するかもしれませんし、そこは流動的です。

当初の見積もりが甘ければ売れ残りとなり、依頼した売主は不利益を被ることになります。

「業者選びで全てが決まる」と言われるのはこのためで、高い査定額の業者を必ずしも優先すべきではないと言われる理由です。

また売主がもっと価値があると思って4000万円で売りたいと思っても、業者はその判断には拘束されないので4000万円で売る努力はしなくても良いことになります。

より高い金額で売るにはそれなりの努力やサービスを支払わなくてはなりませんから、

業者としては余計な労力となるからです。

そのため業者の自己防衛のためにも細かい査定を必要とするのです。

4000万円で売りたいならほかの業者を探してくださいとうことです。

16.家の売却価格について。最終的に売主の希望額を尊重するなら、不動産の細かい査定は必要ないのではないですか?

 

 

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