土地を分割して売りたい。所有している土地を2区画に分けて売ることは、素人でも可能ですか?

147.土地を分割して売りたい
自分が所有する土地の全てではなく、一部を譲渡して資金を得たいという要望は、少なからずあります。

土地は、一見してそのまま譲渡するしかないと考えてしまいがちですが、広い土地であれば、分けた後の土地の利用に制限が無く、需要があれば買い手が見つかるでしょう。

そのためには土地を分ける必要がありますが、分ける方法には、分割と分筆の二つがあるので違いを確認しましょう。

土地の分割とは

土地の分割は、登記簿上の変更をせずに、一つの土地としたまま、実質的な土地の利用方法を分けることをいいます。

例えば、大きな土地の所有者が、現在土地上に自宅を所有しているが、同一の土地上に、登記簿上は変更しないまま、子供夫婦のために建物を建築する際などがあげられます。

この場合は、登記簿の変更をしないので、あくまで実質的に利用形態ごとに土地を分けて利用するだけとなります。

土地の分筆とは

もう一つが土地の分筆です。
今回は、譲渡の為の土地分けですので、権利設定が必要になりますから分筆が必要になるでしょう。

これをしないと、抵当権の設定なども分筆前の土地全体にかけなければならず、新たな権利者の設定もできないからです。

分筆は登記簿の変更が発生するので、素人には大変ハードルが高くなります。
一般的には、司法書士や土地家屋調査士などに依頼するのが通常です。

法務局で必要な事務手続き

登記簿は、所有者が手続きを行えば、誰でもできるのではと思うかもしれませんが、法務局での申請の前に現地で色々とやらなければならいことがあります。

  • 測量
  • 境界標の設置
  • 隣接地所有者の合意を得る
  • 地積更正登記

測量

土地が正しく分けられるには正確な測量が必要です。特別な機材が必要ですので、通常素人ではできません。この結果を測量図という形にまとめます。

境界標の設置

測量結果を基に土地の境界を明確にする境界標を打ち込んで、目で見て分かるようにしなければなりません。

隣接地所有者の合意を得る

測量結果を基に隣接地の所有者の立ち合いのもので、権利が及ぶ範囲について合意が必要です。

地積更正登記

場合によっては、地積更正登記が必要になります。これは測量の実測値と登記簿上のズレがある場合に必要になります。

まとめ:知識はあっても実務的には難しい

どうでしょうか、上記作業が自分でできそうであれば挑戦してみても良いでしょうが、一番の難関は機材の調達と測量実務でしょう。

機材を調達できても、それを使いこなせるノウハウがなければ同じです。

境界標は、かつては石や大きな木等を利用していましたが、それが風化して目印としての用をなさなくなったために、土地トラブルが発生している事例もあります。

現在は、金属製の丈夫な杭を利用することがほとんどですが、雨風、地震等による地盤のズレにも強い材質と大きさを備えている物を使う必要があります。

147.土地を分割して売りたい。所有している土地を2区画に分けて売ることは、素人でも可能ですか?

 

 

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