不動産査定書を自分で作る方法はありますか?売却の際に銀行に提出が必要です。

31.不動産査定書を自分で作る方法

不動産の価値査定には、高度なノウハウと経験が必要ですので素人の方には難しい作業です。

最近はネットで簡単査定などのサービスもありますが、あれらは机上査定と呼ばれるもので、築年数や間取りなど、簡単なデータを入力すればある程度の目安の査定額が分かるというものです。

簡易で便利な反面、個別の細かい事情を反映できないので精度はあまり高くありません。

一方、訪問査定は実際に現地を調査して精度の高い査定を行うものですので、手間と費用をかけて信用力のある査定書を作ることができます。

今回は銀行に提出する査定書が必要ということですから、おそらく精度の高い査定書を求められるでしょう。

ここでご注意いただきたいのは、不動産業者にいくらかの費用を支払って査定書を作成してもらうのは、違法となりますので、絶対にやめましょう。

不動産業者が書く査定書は、あくまでもその不動産を売却するための資料であり、不動産業者が対価を得て査定書を作成することは法律上できません。

銀行へ提出する査定書であれば、不動産鑑定士に依頼すれば、内容にもよりますが、簡易なものであれば、数万円できちんとした「調査報告書」というものを作成してもらえます。

間違っても不動産業者に依頼することは止めましょう。

 

自作は可能。でも公的な証明能力が著しく低い

とはいえ・・・。

どうしても自分でやりたい場合は不可能でもありません。

ただし素人が自分で作った査定書は信用力が低いですから、それを相手が認めてくれる場合のみ使用可能です。

やはり不動産鑑定士の署名捺印付の査定書(調査報告書)が万全です。

今回の事例では銀行が提出先ですので、自己申告では信用性が下がりますから、事前に自己作成でも可能かどうかを確かめておく必要があります。

 

しかし、ほとんどの場合、自分で作成したものは認められないと思われます。

数万円の範囲であれば、許容範囲として不動産鑑定士に依頼し、きちんとした対応を銀行へ見せることも大切であると思います。

また、実際に支払った報酬額は、経費として税金面で認められる可能性がありますから領収書は取っておきましょう。

31.不動産査定書を自分で作る方法はありますか?売却の際に銀行に提出が必要です。

 

 

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