家を売る時は、多くの業者に依頼するべきでしょうか?そのメリットはありますか?

97.多くの不動産業者に依頼
不動産の売却を複数の不動産業者に依頼するには、一般媒介契約という契約形態でしか行うことができません。

他には専任媒介契約と専属専任媒介契約がありますが、選択肢が一般媒介契約に絞られるということですので、複数業者に依頼することのメリットやデメリットを検討する場合は、この契約形態の内容を検討するということになります。

それでは一般媒介契約を用いて多くの業者に依頼するとどうなるのか、メリットはあるのか見ていきましょう。

一般媒介契約のメリット。自分でも買い手を見つけられる

この契約形態は特定の一社だけでなく複数の業者に依頼できるほかに、自分で買い手を見つける自己発見取引もできます。

複数業者に依頼するということは、それだけ買い手を見つける窓口が広くなるというメリットがあります。

各社が抱えている見込み客へのアプローチができ、数社が広告宣伝を行ってくれればそれだけ広告の露出も増え、集客力が上がることになります。

業者がすでに抱えている見込み客がいる場合は、宣伝活動を待たずにすぐに直接アプローチできるので有効ですが、見込み客が欲しい物件と同じ物が、丁度良いタイミングで市場に出ることはそうそう期待できません。タイミング的なマッチングが上手くいかないわけです。

そして一般媒介契約にした場合のデメリットがメリットを上回ってしまうこともあるので注意が必要です。

一般媒介契約で多数業者に依頼するデメリット

この契約形態は業者側から見ると、
積極的に販促活動を行っても他社が先に成約すれば、自社は骨折り損のくたびれもうけとなってしまうリスクがあるので、積極的に販促をしてくれないこともあります。

複数の業者と契約した場合、全ての業者と共通した意思の疎通ができなくなってしまうこともあり、特定業者の条件だけが悪くなってしまうとトラブルになることがあります。

複数業者を利用するにしても2~3社を目安にした方が無難と言われています。

一般媒介から他の契約形態に変えることもできる

すでに抱えてる見込み客に良い買い手がいればすぐに見つかるでしょうし、いない場合は前述のように、業者の積極性が期待できないのでなかなか見つからないこともあります。

その場合は、一般媒介から専任媒介や専属専任媒介など業者の積極性を高める形態に変えることもできます。

ただし、この場合は特定の一社としか契約できませんから、信頼できる業者を選んでおかなければなりません。

97.家を売る時は、多くの業者に依頼するべきでしょうか?そのメリットはありますか?

 

 

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