内覧には来てくれるが、全く成約しません。どうすればいいでしょう?

157.内覧には来てくれるが成約しない

不動産を売りに出した場合、仲介する業者が適切な広告戦略をとって販売活動をすれば、大体3か月以内には成約に結びつくことが期待されます。

しかし、中にはなかなか売れない物件が、少なからず存在します。

成約に結びつかない理由は様々ありますが、いずれにしても、仲介業者とよく相談して売れない理由を突き止めて、その理由を排除するしかありません。

不動産業者にも取り扱う物件によっては得手不得手もありますし、場合によっては業者を変更した方が良い場合もありますが、ここでは内覧応募があるけれどもなかなか成約に結びつかないという事態を考えて、その原因がどこにあるのか探っていきます。

内覧には提示している物件情報に納得した人しか来ない

内覧に来るということは、広告活動によって見込み客に向けて露出している情報、価格や間取りなどにはある程度納得していると考えることができます。

例えば、売り出し情報に書かれた価格等を見て、「この額は無理」と思えば内覧希望などしてきません。

ですから、価格や間取りなど発信されている情報には、一定の納得を得ていると言って良いでしょう。

そして、内覧に来て「やっぱりやめた」と判断するわけです。

中にはどれだけ減額交渉の余地があるかと思ったら、それほど譲歩してくれなかったなど、価格面の問題もないわけではないですが、多くは実際に物件を見ての直感です。

現地に行ってみたら「日当たりが悪かった」、逆に「日が当たりすぎて夏場辛そう」、「薄暗い」、「壁が汚くて許容できない」、「浴室のカビが汚い」など物件内部の直感的嫌悪感です。

これらは改善できることころとそうでないものがありますので、業者と相談して可能な限り手当を施しましょう。

余計な荷物を置かず、できるだけ広く見せる、カーテンを外して少しでも明るく見せる、西日の差し込む時間帯に内覧させない、壁紙を変えるなどです。

周辺環境も影響する

これは手当が難しいですが、実際に現地に行ってみたら隣に学生アパートがありウルサそうだ、スーパーなど生活施設から遠い、病院が近くにない、墓地など嫌悪施設が近くにある、内覧時に同じ物件の住人から睨まれた(気がした)など、売り主の善処では改善が難しいこともあります。

こういった場合は、値段を少し下げるなどして対応するのも手です。

原因の調査と、適切な改善案の提案ができるかどうかも、不動産業者の腕の見せ所です。

157.内覧には来てくれるが、全く成約しません。どうすればいいでしょう?

 

 

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